介護施設の夜勤をするのってどんな人が向いているんだろう?
責任感があったり、臨機応変に対応できる人が向いているかな。
人間関係が苦手な人も夜勤をすると楽かもしれないね。
こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
初めて介護施設で夜勤をする人は、どんな人が夜勤をするのか気になりますよね。
ここではそんな介護施設で夜勤中にする業務についてや、夜勤をするのに向いている性格も合わせて紹介していきます。
- 介護施設の夜勤でする夜勤業務についてわかる
- 夜勤に向いている性格がわかる
- 夜勤をするメリット・デメリットがわかる
【介護施設】夜勤って何をするの?
夜勤も仕事って何をするんだろう?
介護施設の夜勤の仕事内容はこんな感じかな。
- 巡視・安否確認
- 記録
- 夜勤業務
- オムツ交換・排泄介助
- センサー・ナースコール対応
- 緊急時の対応
って言われても、介護施設で夜勤をしたことないからわからない。
それでは簡単に紹介していきましょう。
別の記事でも夜勤のことについて紹介しているので、合わせてご確認ください。
巡視・安否確認
夜勤帯は職員が少なくなるため、利用者さんを見れる目が少なくなります。
夜は利用者さんが寝ている時間なので、安否確認が主な仕事になります。
安否確認って何をするの?
- 呼吸をしているか。苦しそうじゃないか。
- 嘔吐・泡を吹いていないか。
- ベットから落ちていないか。
- オムツを外したり、異食をしていないか
- 大声を出していないか 等
オムツを外すのはあるかもしれないけど、
異食って!?オムツを食べるの!?
認知症の人だと、オムツを破いて中に入っている吸水ポリマーってのを食べてしまって窒息死してしまうこともあるんだ。
実際に職員が少ない夜勤中に異食をして、亡くなったと言う事件も聞いたことがあります。
そのため、注意深く慎重にみる必要があります。
記録
夜勤中の利用者さんの様子を記録します。
様子ってご飯を全部食べたとか。特に何にもなかったとか?
まぁそんな感じだね。
でも自分の何もなかったが、他の人にとって取るに足ることってこともあるから、小さなことでもどんどん書いていった方がいいよ。
もちろん施設ごとにルールがあるはずなので、それに従ったり、困った時には前に書いている人の文言を真似して書くのもいいです。
夜勤業務
これも施設によって異なりますが、夜勤中に振り分けれれている業務等が各施設ごとにあります。
夜勤業務ってなんか大変そう…。
そんなことはないよ。
もちろん施設によって違うけど、僕のところはこんな感じです。
- 入浴日の洗濯物の確認
- 仮眠室のシーツ交換
- 加湿器の消毒
- 休憩室の掃除
- 申し送りの用意
- 朝食のお茶の準備 等
これにプラスして、先ほどの記録がある感じです。
オムツ交換・排泄介助
夜もオムツ交換や排泄介助するんだ。
みんな寝てるんじゃないの?
オムツ一枚の尿の吸収量は決まっているし、それ以上出ると吸収できないからね。
他にも便だったら、吸収しないから交換しないと気持ち悪くて利用者さんも寝れないんだ。
他にもポータブルトイレって言って、ベットの横に簡易的なトイレをそこで排泄する人も中にはいるからね。
夜勤中にオムツ交換やポータブルトイレでの介助も夜勤帯の仕事です。
オムツ交換は、夜勤中に尿量が多い人や皮膚トラブル(オムツかぶれ、床づれ(褥瘡))がある方を優先的にオムツ交換させて頂いてます。
特に尿量が多い方は、寝る前にオムツ交換してそのまま起きるまで付けたままだと、起きる時には全身おしっこでびしょ濡れと言うことも多々あります。
寝ている時に、申し訳ないのですが、ここはオムツ交換を何度か入れて交換をさせてもらっています。
またボータブルトイレを一人で出来ない方も中にいるので、その方のズボンの上げ下げの介助もします。
センサー・ナースコール対応
センサーがなって利用者さんのところへ行ったり、ナースコールの対応をします。
なぜセンサーを付ける必要があるの?
基本的には全部の部屋にナースコールがあるんだけど、一部センサーを付けている人もいます。
理由はこんな感じかな。
基本的には全部の部屋にナースコールがあるんですが、センサーを付けている人はこのような人になります。
- ナースコールの存在がわからない
- ナースコールの意味が分からない
- 排泄を一人で行うのは、ふらつくので危険でもナースコールは押さない。わからない。
- 異食、転倒などの危険がある人 等
トイレに行こうとして、骨折したら大変だもんね…。
もちろん家族さんの承認を受けてセンサーはつけさせてもらっています。
センサーを付けている人全員が全員危険な訳ではありませんが、夜勤中は注意深く反応する必要があります。
緊急時の対応
緊急時の対応って私できるかな。
自信がないよ。
夜勤で一番大変なので、少ない職員で緊急時の対応をする時が一番大変です。
利用者さんの急変に気づくことができ、冷静に落ち着いて対応できる能力が必要です。
時には、看護師さんや救急車を呼ぶ必要も出てきます。
夜勤もいきなり独り立ちと言うことはありません。
初めに教えてくれる人が付いて徐々に一独り立ちになります。
夜勤をすると言うことは、緊急時の対応が出来ると思われているので、落ち着いてゆっくりと対応していきましょう。
【介護施設】夜勤に向いている性格とは?
じゃあ夜勤に向いてる性格ってどんな人だろう?
- 職場の人間関係が苦手な人
- 注意深く見ることが出来る人
- 臨機応変に対応できる人
- 夜眠たくならない人・体内時計が狂わない人
- お金が欲しい人・手当が欲しい人
職場の人間関係が苦手な人
夜勤は昼間働く日勤と違い職員が少なく、接する人も限られてきます。
そのため、人間関係を構築するのが苦手な人やめんどくさい人は夜勤に向いています。
注意深く見ることが出来る人
既に紹介した業務内容にあるように、安否確認が夜勤帯の仕事の一つです。
利用者さんを注意深く見ることが出来る人が夜勤に向いています。
いつもの夜勤の様子と違うな。と感じることが出来るのも重要な点です。
巡視時は各部屋は電気を消しています。
もちろん懐中電灯はありますが、まじまじと顔を照らすことは出来ません。
一人ひとりの様子を注意深く観察できる観察目が必要です。
臨機応変に対応できる人
夜勤中は急変する可能性もあります。
少ない職員で、臨機応変の対応をする必要があります。
急変している利用者さんに付きっ切りで他の利用者さんを全て放っておくことは出来ません。
経験を伴わないと判断できない点でもありますが、夜勤は特に急変する可能性が高いと意識しておき、前もって周りの職員に対応方法を伝授してもらっておきましょう。
夜眠たくならない人・体内時計が狂わない人
夜は人は寝ている時間です。
夜勤中に眠たくならない人や、夜勤明けでも体内時計が狂わない人が夜勤をするのに向いています。
若い時はいいかもしれませんが、だんだん変則勤務だと寝る時間がわからなくなってくることがあります。
そうなると、眠たくても電気を消すと目が覚めたり、興奮してしまうこともあります。
手当が欲しい人
夜勤は手当が付き、通常のお給料よりも高いです。
僕の働いている施設では、夜勤アルバイトは2万円ももらえます。
正社員は7000円の手当ですが、
それでも夜勤ばかりの正社員と日勤ばかりの正社員では手当で給与の差が出てきます。
給与が欲しいので、夜勤を多くして欲しい職員もいるくらい夜勤は人気があります。
ちなみに僕は苦手なので、夜勤は避けています。
【介護施設】夜勤をするメリット
夜勤をすることによって出るメリットは何だろう?
手当が付き給与が上がる
夜勤は既に紹介した通り夜勤手当が付きます。
これは施設によりけりですが、介護施設で働くのあれば夜勤はほぼほぼ必ずあります。
この夜勤手当を目当てに夜勤を多くしている職員も中にはいます。
何もなければ、ゆっくり出来る
夜勤帯に利用者さんが寝ていて、何もすることがない夜勤も中にはあります。
ずっとスマホをいじっている人もいれば、溜まった仕事を消化する人、本を読んでいる人等様々です。
僕は溜まった仕事を消化していますが、本当に落ち着いている時はオムツ交換位と数人の排泄介助だけと言う時もあります。
時には、急変して大変な時もありますが、これも施設によって全く異なります。
【介護施設】夜勤をするデメリット
体内時計が狂う可能性がある
既に紹介した通り、夜勤で体内時計が狂う可能性は大いにあります。
夜勤は向いている向いていないがあるので、正直向いていない人が夜勤をするのはかなり体にきついです。
僕は向いていない人間なので、夜勤は最低回数にさせてもらっています。その分、他の変則勤務が多くなりますが、それよりも夜勤をする方が遥かに辛いです。
夜勤明けの日に欠勤がでれば、残業をする可能性がある
こればっかりは当日にならないとわかりません。
当日欠勤が出ると、残業をして昼間の業務をすることになります。
もちろん入浴介助(お風呂での介助)があるときもあります。
出来るだけ、楽な方で業務をさせてもらうように周りと協力することは出来るかもしれません
まとめ
- 夜勤の仕事は各施設ごとに異なるが、主に安否確認・記録・夜勤業務・排泄介助・ナースコール・センサー対応が主な仕事になる。
- 夜勤の仕事に向いているのは、利用者さんを注意深く見ることが出来、急変時臨機応変に対応できる。責任感のある人が向いている。
- 夜勤をするメリットは、手当が付いたり、関わる人間が少ないので人間関係に悩まなくていい。
- 夜勤をするデメリットは、体内時計が狂いやすい。当日欠勤が出れば、残業をすることがある。
実際に僕も初めて夜勤をした時は、全然冷静に判断ができませんでした。
ですが、経験を積んでいけば出来るようにもなりますし、自分の心がけ次第でいいようにも悪いようにもなります。
少しでも困ったことがあれば、夜勤を経験している周りの職員に相談して対応方法や仕事のやり方を学ぶことで、どんどん出来るようになります。
失敗した分成長すること可能性があるので、少しづつ日々成長していきましょう。
オムツを異食してしまうような命の危険がある利用者さんは前もって施設で対応方法を考える必要があります。
そのため、1人で考えこまずまずは上司にすぐに報告して、対策を一緒に考えましょう。