週に一回カラオケがあるよ~
昔の歌なんて知らないよ。
どうしよう。
僕も入社当時同じこと思ってました。
昔の歌…?何がある?演歌?
毎週日曜日がカラオケの日だったのですが、それに自分が当たらないように祈ってました…笑
ですが、苦手なものは必ずやってきます。
僕は何が苦手なのかを考えると、
そもそも利用者さんに何を歌ってもらうのかわからない!!
盛り上げ方がわからない!!
この2点が苦手でした。
きっと介護施設で初めて働く人は、同じような共通点があるはずです。
ここでは、僕が介護施設で働いていて、よく歌われているなと思った曲や実際に利用者さんから聞いた好きな歌、盛り上げ方などを紹介しています。

- 高齢者施設でのカラオケの定番がわかる・知っておきたい曲がわかる
- もし自分が歌うことになった時の選曲がわかる
- カラオケの盛り上げ方がわかる
高齢者施設では、カラオケがよくある?

高齢者施設には、カラオケがよくありますね。ない施設はあるんでしょうか?
僕も施設の見学に行ったことありますが、必ずカラオケのセットがありました。(コロナ前)

今はコロナ禍なので、なかなか出来ない。もしくは、感染対策をして実施している施設も中にはあると思います。
なぜカラオケがあるのでしょうか。
そもそもカラオケにはどのような効果があるのでしょうか。
カラオケの効果は?

気持ちのリフレッシュになる
歌は前世代共通です。若い人もお年寄りも歌は必ず歌ったことがあるはずです。
僕らも歌を歌うと気持ちがリフレッシュしたり、落ち着いたりしますよね。

音楽は人の気持ちを落ち着かせる効果もあります。
レクリエーションとして行うことで、気持ちのリフレッシュになります。
認知症の予防になる
歌詞を読んで声に出したり、耳で聞いて声に出したり、自分の歌の音程に注意したり、リズムに乗ったり、歌うことは脳にとって刺激になります。
脳が活発に働くことによって、認知症の予防になります。
身体機能の向上にもつながる
大きな声で歌うことは心肺を使うことになり、大きく呼吸することにつながります。
歌を歌うことは、年齢を重ねると落ちていく心肺機能を維持することに役立ちます。
身振り手振りで歌うことにより、さまざまな身体機能の向上も期待出来ます。
また声を出して、下を動かすことで、嚥下機能の向上も期待で出来ます。
このような効果があるから、カラオケは高齢者施設にあることが多いんですね。
高齢者施設のカラオケで定番・人気の曲

高齢者施設でよく歌われる曲をいくつか紹介します。
僕は初めは、
昔の曲なんて…。
演歌しかないんでしょ?
って思ってましたが、いやいや。そんなことないんですよ。
僕も聞いているうちに好きな曲出来ました。
利用者さんが歌っていると、いつの間にか口ずさんでたりするので、是非とも参考に!!
- 大阪しぐれ・都はるみ
- さざんかの宿・大川栄策
- りんごの唄・並木路子
- 川の流れのように・美空ひばり
- 愛燦燦・美空ひばり
- リンゴ追分・美空ひばり
- きよしのズンドコ節・氷川きよし
- 青い山脈・藤山一郎 奈良光枝
- せんせい・森昌子
- いつでも夢を・橋幸夫 吉永小百合
- 人生いろいろ・島倉千代子
- 上を向いて歩こう・坂本九
- 見上げてごらん夜の星を・坂本九
- 名月赤城山・東海林太郎
- くちなしの花・渡哲也
- 瀬戸の花嫁・小柳ルミ子
- 天城越え・石川さゆり
- 津軽海峡冬景色・石川さゆり
- 北国の春・千昌夫
- こんにちは赤ちゃん・梓みちよ
この中で一番最近の曲は、「きよしのズンドコ節・氷川きよし」ですね。

「ズンズンズンズンドコ きよし~♪」のメロディーは、高齢者にもすっかり馴染んでしまいましたね。
万人受けして、つかみも取りやすいので、この曲もおすすめします。
童謡も高齢者のカラオケには人気です。
小学校で習った歌だ…!!
カラオケで歌われる方もいるので、是非チェックしておきたいですね。

- ふるさと
- 春の小川
- こいのぼり
- うみ
- 荒城の月
- めだかの学校
- てるてる坊主
- かえるのがっしょう
- 雪
- おぼろ月夜
- うれしいひなまつり
- 汽車ポッポ
- 仰げば尊し
- 蛍の光
- 赤とんぼ
ちなみにカラオケの曲は勝手に入れるのではなく、利用者さんに歌いたい曲を聴いてから入れましょう。
注意点

カラオケをするにあたって、もちろん注意点があります。
無理に参加させない
歌は嫌いな人はいないですが、人前で歌うのは恥ずかしい、嫌という人もいます。
そういう方はは聞き役に徹してもらいましょう。
僕らもカラオケに行けば、知っている歌なら口ずさんだりしますよね。
楽しんでもらうのに、無理に参加はさせないでおきましょう。

職員が歌って場を盛り上げる方法もある
カラオケします~
っとなって、
私歌います!!って方はなかなか利用者さんでもいないかもしれません。
その時は、職員が歌って、雰囲気を作ることも必要かもしれません。
もしくは、イントロゲームをして、答えれた人に歌ってもらう等工夫が必要な時もあるでしょう。
新型コロナウイルスの感染症対策も忘れずに
カラオケをして、コロナ感染が広まったとなれば大変です。
カラオケをする前にコロナの感染対策として、施設でカラオケをしていいのか確認をしておきましょう。
特にマイクは、飛沫を直に受けます。マイクになんの対策もしないとそれだけで、感染が広まる恐れがあります。
- 体調が悪い人は参加しない
- 手洗いとマイク使用後は手指のアルコール消毒を充分に行う
- 飛沫が他の人に飛ばないように、距離をとり横並びに座ってもらう
- マスクをつけたままで歌う
- 使用するマイクやリモコンなどの機器は都度消毒を行う
- 換気は常に行っておく
- マイクには布をかぶせて置き、1人ずつ交換する
カラオケボックスでクラスターがあったニュースにも聞いたことがあります。
感染対策には常に気を付けましょう。
カラオケの盛り上げ方は?


これは僕も今でも悩んでいます。
でもカラオケはあくまで、歌うのは利用者さんです。
利用者さんが楽しんでもらえるような雰囲気を職員が率先して作っていく必要があります。
そんなの恥ずかしくて、できない!!
僕も同じ気持ちです。
ただ、声に出すだけが盛り上げる方法ではありません。
こんな方法はどうでしょうか?
- 歌っている間、手拍子や、楽器を鳴らして音頭をとる
- 手拍子をしている利用者さんに、楽器を渡して一緒に盛り上がってもらう
- 歌が終われば、大きな拍手をする
声に出さなくても、雰囲気を作ることは出来ます。
歌っている人も、手拍子や最後に拍手があると嬉しいですよね。
楽しめる雰囲気の作り方は、人それぞれです。
反応を見ながら、楽しい雰囲気を作っていきましょう。
カラオケ以外の使い方もある

イントロゲーム
カラオケのイントロ部分を流し正解を当ててもらう。
また、冒頭部分かAメロまで歌ってもらう チーム分けして行うことで、よりゲームぽさが出ます。
これなら、普段歌えない人でも頑張って歌ってくれるかもしれませんね。
歌に合わせてボール回し
これもカラオケの曲を流し、職員がいいところで止めて、ボールを持っていた人が、少し歌ってもらう。もしくは、曲名を当ててもらう。
というゲーム方式も楽しいです。
これは円にならないと、ボール回しができないので、チーム分けして、競争しましょう。
全員で歌う

カラオケと言われるとマイクを持っている人だけが歌うイメージですが、
マイクを持っている人が歌ってもいいわけです。
全員に歌詞カードを渡して、全員でカラオケで歌うことも出来ます。
これなら、一人で歌うことが苦手な利用者さんも歌うことが出来ますよね。
おわりに
高齢者施設での、定番・人気の曲はわかったでしょうか。
カラオケもレクと同じで、参加する方もされる方も一人ではできません。
初めのうちは緊張しますが、だんだんと回数を重ねると、慣れてきます。
レクがそもそも苦手な方は、僕なりのレクの乗り越え方法を紹介しているので、参考にして下さい。

ちなみに僕が好きなのは「瀬戸の花嫁」です。歌いやすい歌なので、もし歌うことを言われた時に、僕はおススメします…。