グループホームってどんなところ?
未経験無資格で働くにはどうなのか?
グループホームは認知症の方が共同で生活する介護施設だよ。
少人数で一人ひとりをしっかり見たい人には向いているんじゃないかな?
こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
介護施設の一つにグループホームがあります。
介護経験がない未経験の人はからすれば、グループホームって何って思いますよね。
ここではそんなグループホームについて、介護未経験から介護福祉士になった僕がわかりやすく紹介していきます。
- グループホームとは何かわかる。
- 初めて働くには、グループホームってどうなのかわかる。
- グループホームで働くメリット・デメリットとは?
グループホームとは?
グループホームとは、認知症の方が共同で共同で生活する介護施設です。
正式名称は、「認知症対応型共同介護施設」とも呼ばれています。
グループホームはユニット型と言われる、少人数(5~9人)で生活をしています。
最大定員が18名ほどのところが多いです。
認知症の方は、生活の変化や新しいことに対応するのがなかなか難しいので少しでも安心して生活できるように、少人数で家庭的な環境で過ごして頂くことに重きを置いています。
家庭的な雰囲気の中で過ごすことで、認知症の症状をゆっくりと穏やかにすることも出来ます。
グループホームの仕事内容とは?
グループホームの仕事内容は、利用者さん生活サポートや自立支援が主な内容になります。
- 料理
- 掃除
- 洗濯
- 入浴
- 排泄
- 食事介助
- 衣類の更衣 等
施設によって異なることもありますが、医療的行為やリハビリを必要としないことが多いです。
看護師が常駐していることがなく、訪問看護で看護師に来て頂きその都度何かあれば、診て下さいます。
グループホームで働くのに資格はいるか?
他の介護施設同様、グループホームで働くのにも資格はいりません。
ただ、介護職員初任者研修を持っていた方が、仕事をする上で理解の進み方が異なったり、介護技術を覚えるのはスムーズになります。
また一部資格手当が付くこともあるので、資格は持っておいて損はありません。
初めて働くのにグループホームはおすすめか?
初めての介護職の職場として選ぶ未経験の方も多数
介護の資格がなくても働くことができるため、未経験無資格の方が初めて働く介護施設としてグループホームを選ばれることも多いです。
利用者さんとしっかりコミュニケーションを取ることができることや、認知症の対応を学ぶ事ができるのがグループホームのいい点です。
介護業務をそつなくこなすことが出来る人もいいですが、認知症の対応を出来る人はどの介護施設でも重宝されるので、身に着けておけばどの介護施設でも働くことが出来る武器を持てること間違いなしです。
グループホームで働くのに向いている人
グループホームで働くのに向いているのはこんな人です。
- 一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取りたい人
- 決められたことだけでなく、きちんと1人1人を見ることが出来る人
- 同じ話を何回されても怒らずに聞ける人
- 認知症の対応を学びたい人
グループホームは家庭的な雰囲気の中で、少人数で過ごすことになるので一人ひとりとしっかり向き合って介護の仕事をすることになります。
そのため、一人ひとりとしっかり向きあえ、決められたことだけでなく一人をしっかりと見ることが出来る人がグループホームで働くのに向いています。
認知症の方ばかりなので、同じ話を何回されてもゆっくりと話を聞くことが出来る人や、認知症の対応方法を学びたい人にもグループホームは向いていると言えます。
大きな介護施設(特養、老健、病院)であれば、利用者さんの人数が多いためどうしても流れ作業になってしまったり、各曜日に決められたことを決められた時間までにしないといけない業務的な流れになってしまします。
それが向いている人もいますが、向いていない人や苦手な人はグループホームでゆっくり介護をしたいと言う人も中にはいます。
大きな介護施設(特養、老健、病院)と違って、介護する利用者さんが少ない点もグループホームで働く際のいい点になります。
グループホームで働くメリット・デメリット
グループホームで働くうえでのやりがい・メリット
一人ひとりと密接な関係を築くことが出来る
他の施設と違い少人数で生活するので、一人ひとりを見ることができるので、他の介護施設よりも密接な関係を構築することが出来ます。
流れ作業のように介護の仕事をするよりも、ゆっくりと一人ひとりを見ていきたい人にはグループホームはオススメです。
介護度が軽度のな人が多いので、身体介助が比較的少ない
グループホームは比較的介護度が低い人が多いので、特養のように寝たきりの人ばかりではありません。
そのため、出来るだけ自身で出来ることを自身でして頂き、自尊心を高め個人の尊厳を重んじます。
もちろん認知症があるため、見守りが必要な場合もありますが基本的には自身でして頂きます。
中には介護度の高い方もいるグループホームもありますが、少人数の利用者さんしかいないので、特養のように大人数を介護する肉体的な疲労は比較しても少ないでしょう。
グループホームで働くうえでのデメリット
料理が出来ないと難しい
グループホームは、職員が利用者さんの料理を作ることになります。
中にはただレンジでチンするだけの簡単なところもあるようですが、基本的には職員や利用者さんと一緒に料理を作っていきます。
そのため、簡単な味噌汁位は作れるくらいの料理の腕は必要になります。
認知症の対応が苦手だと難しい
認知症の対応が基本的になるので、同じ話を何度もされたり、時には帰宅願望などの不穏になった時の対応が精神的な負担になる人は、グループホームは難しいでしょう。
ただ、介護の仕事は1人でするわけではないので他の職員と協力して仕事をしていくことになります。
そのため、1人で抱え込まず全体として問題を解消していくことが求められます。
まとめ
- グループホームは認知症の方を家庭的な雰囲気の中で少人数で生活する介護施設
- グループホームで働くのに介護の資格は必須ではない。
- 一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取ったり、認知症の対応を学びたい人にグループホームは向いている。
- 料理が全くできない、認知症の対応が苦手な人には、グループホームはおすすめできない。
- 認知症に対応で精神的なストレスが溜まる時は、チームとして対応していく。
以上がグループホームのまとめになります。
グループホームは、未経験無資格でもゆっくりと介護の仕事をしていきたい人や、流れ作業のような介護ではなく、一人ひとりをしっかりと見ていきたい人には向いている介護施設になります。
実際に働いてみないとわからない点がありますが、介護施設では施設見学や単発でアルバイトをすることが出来るところも中にはあります。
一部資格が必要なものもありますが、施設見学に関しては資格の有無は関係ありませんので、気になる方は一度見学してみてはいかがでしょうか。