腰が痛い…。
なんとかならないかな。
ちゃんとボディメカニクス活用してる?
無理に介助してない?
こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
介護の仕事をしてる人であれば、誰でも一度は効いたことがあるボディメカニクス。
仕事に少しづつ慣れてくると、どうしても業務の速さを優先してしまいボディメカニクスを忘れがちになってしまいます。
介護の仕事をしていると、毎日数えきれないほどの介助の姿勢を取ります。
介護の基本ですが、ボディメカニクスを忘れて介助をしているとこんなことになります。
- ボディメカニクスを活用できていないので疲れが溜まる。
- 疲れが溜まると、腰、腕、肘、膝等体の節々を痛める。
- 利用者さんにも力任せな介助をしているので、介助される方も痛い。
いいことがありませんよね。
活用することで、腰痛予防や日々の業務の疲労の軽減や、介助がしやすくなる等メリットが沢山あります。
これは活用するしかない!!
ここでは、そんなボディメカニクスの使い方を紹介していきます。
- ボディメカニクスとは何かわかる。
- ボディメカニクスの使い方がわかる。
ボディメカニクスとは?
「最小限の力で介護ができる介護技術」の一つです。
人間の筋肉、関節、骨格などの各部位に力学的関係を利用した動きです。
力学的?
すごく効率が良く、かつ介護士、利用者さんにとっても最小限の力で介助が出来ると思ってもらえれば、大丈夫です。
最小限の力で介助をすることができるので、介護士にとっても疲れが溜まりにくく、体への負担が少なくて済みます。
それに伴い利用者さんにとっても安心安全な介助方法となっております。
日々の業務に、ボディメカニクスを活用する
じゃ日々の業務でボディメカニクスを活用したいね。
どんな活用方法があるの?
ボディメカニクスの8原則
ボディメカニクスを活用するには、8原則があります。
所説ありますが、僕が職場や研修で聞いたのは以下の8原則です。
支持基底面を広くする
支持基底面とは体重を支えるための床面積のことです。
かかしは足一本では倒れやすいですよね。
でも人間は足を広げることで、安定して立つことが出来ますよね。体が安定すれば、体への負担も軽減します。
重心を低くする
膝から曲げて腰(重心)を低くします。
腰から下げてしまうと腰痛の原因になります。
床に落ちているものを拾う時も、膝をかがめて拾うようにしましょう。
重心を近づける
身体を密着させて重心を近づけることにより、小さい力で介助を行うことができます。
重い段ボールやお米を持つときに体に近づけて持ちますよね。
それと同じで重いものを持つときに体を近づけて持つと体への負担が少なくて済みます。
上下ではなく水平に移動する
持ち上げようとすると利用者さんは重いので、腰へ大きな負担がかかってしまいます。
水平に移動することを意識することで、体への普段は少なくなります。
ベットの上で利用者さんを動かす時も、引く方が力がすくなくて済みます。
てこの原理を応用する
支点、力点、作用点の関係性を利用した、てこの原理を活用することで、介助時の動作をスムーズに行うことができます。
利用者さんの体を小さくまとめる
身体を小さくまとめることで、身体が広がった状態のときよりも摩擦を小さくすることができます。
摩擦があるとそれだけ力も必要になるので、身体をまとめて摩擦を少なくするということも大切です。
物や人が何かと触れている部分を「接地面積」といいます。
身体を捻らない
身体を無理にひねると不安定な姿勢になり、腰にも負担がかかります。
特に移乗の際は、介護士の足先を移乗したい方向に向けておけば、腰のひねりも少なくて済みます。
大きな筋肉を使って体全体で行う
指より手。手より腕。足先より足のように大きな筋肉を使用して介助をします。
僕は移乗時、手首を使っていたので腱鞘炎になったことがあります。
部分的な所ばかり使ってしまうと体に普段がかかってしまいます。
以上が8原則になります。
ボディメカニクス活用出来てなかったかも…。
これからはもっと活用していくよ!!
ボディメカニクス活用時の注意事項
ボディメカニクスは非常に効率が良く、身体的な負担が少ない介助になります。
そのため日々の介助で活用していってほしいですが、活用時の注意事項があります。
介助する時は必ず利用者さんに声をかけながらしてください。
基本中の基本ですが、忘れがちです。
介助使用と思ったら、暴れられた!!
逆の立場だと何も言われないと、何をされるかわからなくて怖いですよね。
怖いと利用者さんも手が出たりすることもあります。
そのため、介助内容を理解出来る方には必ずこれからする介助内容や介助方法を説明して下さい。
そうすると、利用者さんも頑張ってくれたり、協力して頂けます。
仕事に慣れてくると、意外と忘れがちになります。
ただ、そうすると自分にとっても利用者さんにとってもいいことがないので、必ず声をかけながら、安心してもらいながら介助をしていってください。
慣れてきた時こそ、介助されている方のことも考えて、自分の介助方法が間違っていないか振り返りましょう。