こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
ここでは、僕が経験した介護施設でのコロナ感染について、体験談ではありますが、記事にしています。
今、クラスター中と戦っている方、必ず終わりが来ますので、頑張りましょう。
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隔離中の業務について
![](https://careworkerblog.com/wp-content/uploads/2022/08/3986969_s-1.jpg)
服の更衣について
1週間かけて行いました。
更衣した服もすぐには、家族さんに洗濯物として返却することが出来ないので、
こちらで、4日ほど保管して返却するということになりました。
(4日すれば、服についた菌が死滅するとのこと)
部屋から服を出す際には、
- 何も入っていないゴミ袋の中に、ハイターを薄めたものを振りかける(600PPM)
- その中に、服の入っている袋を入れる
- 口を縛り、ハイターを薄めたもの(600PPM)を染み込ませたキッチンペーパー等でゴミ袋の外側を拭く
- 部屋から出して、4日間こちらで保管
と言う流れでした。
また更衣時にも、温めた使い捨てのタオルで体を拭きました。
出来る人は出来る範囲で、自分の体を拭いてもらって、背中や足元等出来ないところは、僕たちで拭かせてもらいました。
2週間以上お風呂に入れてないので、中には垢だらけの利用者さんもいました。
お風呂に入れないのは辛いよね……
環境整備について
部屋の掃除も出来ていないので、床には食べかすやゴミでいっぱいでした。
ブルーゾーンは何もないので、掃き掃除や床拭きを行い少しでも綺麗に過ごしてもらうようにしました。
イエロー、レッドは中に物を入れると出せないので、キッチンペーパー等で簡単に床拭きや、食べかす等を掃除することで、少しでも綺麗な環境で過ごしてもらいました。
物品の補充
手袋、ガウン等 は毎日凄い勢いで無くなっていくので、
手が空けば、物品を補充しました。
特に、夜勤中は人員も少ないので、夜勤中に取りに行かなくてもいい様に、補充をしたり、
また何個も箱や袋が空いているものがあったので、
必ず一つだけ開けて使い切るようにしました。
僕が夜勤の時、補充に行ったことあったから、
日勤の時は常に在庫に注意を払ったよ。
出勤時毎日抗原検査
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出勤時には、毎回抗原検査をしました。
鼻の奥の方に棒を入れて、それを液につけて、検査するものに5滴ほど垂らして検査です。
垂らしてから、15分ほどは待ってほしい。と指示が出ていたので、毎日ドキドキでした。
幸いにも、僕のフロアでは、職員が陽性になることはありませんでした。
僕のところは、出勤時に職場の前で検査だったのですが、毎日退勤時に検査キットを渡して置き、次回出勤時に自宅で検査でもよかったのかもしれません。
中には、公共交通機関で通勤している方もいるので、万が一陽性であれば、感染を広げかねないので、次回またあれば提案してみようかと思います。
動画のものは、僕のところキットが違うようですが、
使用方法等はほとんど同じです。
急なPCR検査
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利用者さんの一斉検査後、陽性者が出たときに
「PCR検査を受けて下さい」
と職場から電話がかかってきました。
僕はその日休みで、13時頃に電話がかかってきました。
僕「どこで受けるんですか?職場で用意してるんですか?」
職場「自分で探しください」
僕「無料PCRは午前でないと当日に結果でませんよ」
職場「とりあえず探して受けてください」
とかなり投げやりな指示が出されました。
とにかく必死で探しましたが、どこも無症状では検査が出来ず。
ましてや、職場からの指示なのであれば職場から要請してくるべきでは?と言われました。
ただ、無料PCR検査場があったのですが、そこも午前中であれば当日の23時までに結果が。
それ以降であれば、翌日になります。
このことを職場に報告すると、
「結果がいつであれ、とりあえず受けてほしい」
結局職場の人のほとんどが、無料PCR検査場で検査することになりました。
かなり投げやりな指示だったので、現場は大混乱でした。
このような指示を出すのであれば、普通は職場で用意するか。
「ここで受けて下さい」
と職場から指示を出すはずです。
ただでも、コロナの隔離対応でも職員が疲弊しているので、
この辺は、ちゃんと指示してほしいところでした。
みんながみんなすぐに、
PCRを受けられる訳ないのに…
気が緩む?
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新たな感染者も出なくなり、このまま隔離終了かと言う雰囲気になってきた時です。
ある職員がイエローゾーンに一旦入り、ガウンを着たまま出てきました。
理由を聞くと、
「パッドを忘れて取りに来た」
とのこと。
今まで職場で怒ったことのない僕が初めて怒りました。
みなの努力が無駄になってしまうかもしれない。
新たな感染者が出れば、利用者さんの隔離期間がまた伸びてしまう。
そう思うと、怒らずには入れませんでした。
どうしても忘れてたのであれば、他の職員に頼む。
ガウンを全て脱いでまた取りに行く。
小さなミスから感染が広がってしまうかもしれない。
最後の最後まで気を抜かずに行くように、職員に注意しました。
本人も後で反省したみたい。
感染終息
![](https://careworkerblog.com/wp-content/uploads/2022/08/24094888_s-1.jpg)
僕のところは、9月1日をもって完全開放となりました。
約1か月ほどの隔離期間になりました。
利用者さんによれば
- 解放されたばかりなので、混乱している方
- 体の筋力が落ちた方
- 活気のなくなった方
- 隔離前より元気になった方
- 昼夜逆転が正常に戻った方
- 精神的に落ち着かれた方 等
沢山います。
隔離によりマイナスな効果が大きかった方もいれば、逆に昼夜逆転が正常に戻る方もいたので、
全てが全てマイナスではなかったように思えます。
ですが、隔離前は昼夜逆転だったと言うことは、今までの僕たちの接し方が悪かったと言うことなのかもしれません。
なかなかすぐには、全て元通りにと言うわけにはいきません。
ですが、少しづつ筋力が戻っている方や混乱も落ちつかれている方もいるので、
少しづつ日常に戻っていければと思います
また同グループ内で一番感染者数が多く、同じく感染期間が長かったようです。
短いところだと2週間ほど。
僕のところは1か月ほどでした。
短かったところは、おそらく一番初めの感染者が出たときに、封じ込めが出来たかどうか。職員が感染しなかったのが、ポイントになったんだと思います。
隔離前後と比べて変わったこと
コロナ隔離前後と比べて、変わったところは、利用者さんの食事する席が以前は、本人同士の性格等を考慮して決めていたのですが、
今は同じ居室の方は同じ食事席になりました。
再度コロナ感染が起こっても、出来るだけ感染を拡大させないためです。
他は隔離前と同じ形に戻っています。
僕は、念のために常に手袋を着用、
介助時には2重にして、介助後には1枚目を交換、アルコール消毒をするようにしています。
終わりに
Twitterで仲良くしてくださってる方のブログに気になる記事がありました。
https://syachikukere.com/kaigoshisetsu-tousan/
僕の施設もコロナがあり、空室がかなり出たので赤字になっているのかもしれません。
また僕のところは幾つかグループを持っているので、僕のところが一番初めに潰されてしまうかもしれません……。
噂では、一番空室が多いんだとか……。
コロナが空けたら、新たな利用者さんがどんどん入所してくるようです。
ですが、今回のことでかなりお金を使ったと思うので、
ボーナスに関しては期待しないでおきます笑
コロナは二度とごめんよ!!