介護の仕事をしていると手が荒れて仕方ないね。
みんなどうしているんだろう?
ハンドクリームを寝る前に塗ったり、
細かく塗ることで手荒れを予防しているよ。
こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
なぜ手荒れが起こるのか?

手荒れが起こる原因は
- 皮脂の減少
- 血流低下
- 皮膚の乾燥←(一番の要因)
になります。
手は皮脂腺が少ない部分でありながら、水仕事や細かい作業などで手を酷使するので、より荒れが起きやすい部位であるとも言えます。
何もせずにそのままにしておくと、肌の水分はどんどん失われていき、ひびあかぎれが起こり手荒れになってしまいます。
介護士の手荒れの原因は?

既に紹介した通り手荒れの主な要因は、肌の乾燥によるものです。
手を乾燥させてしまう介護の仕事として挙げられるのは、以下の通りです。
- 毎回の手洗い
- 入浴介助
- 炊事
- シーツ交換
- 衣類の着脱介助
- オムツ交換 等
入浴介助や炊事、毎回の手洗いで洗剤、お湯を使うの手肌を守るための皮脂が洗い流されてしまいます。
シーツ交換、衣類の着脱介助、オムツ交換でも衣類との摩擦で肌の水分が奪われ、摩擦が起きることで、肌にとってダメージになります。
また介護士は手洗いが多いだけでなく、アルコール消毒をする回数もそのたびに行うので、これも肌への刺激になり、乾燥する原因にもなります。
- 手荒れがあって手を綺麗に洗えない
- ↓
- 細菌が手に残る
- ↓
- その手で利用者さんの介助をする
- ↓
- 細菌が移り、利用者さんに健康被害が出る
- ↓
- (一番上に戻る)
この様な状況にもなりかねません。
そのため、普段から手荒れ対策は意識しておく必要があります。
介護士の手荒れの予防とは?

こまめな保湿が重要
手荒れの原因は乾燥です。
こまめな保湿をすることが手荒れの予防となります。
保湿の定番と言えばハンドクリームです。
またハンドクリームを塗る前に化粧水で保湿をしてから、塗るのも最適です。
特に寝る前には必ずハンドクリームを塗ってから就寝するようにしましょう。
中には手袋をはめてから寝るとより保湿が出来ます。
熱いお湯で手洗いをしない
熱いお湯は汚れを落としやすいですが、同時に手の皮脂も一緒に落としてしまします。
お湯を使う場合はぬるま湯を使用することで、少しでも皮脂を落とすのを避けましょう。
洗い物は手袋をしてする
洗い物をするときは、手袋をしてするようにしましょう。
自宅でも仕事場でも洗い物をしていると手が荒れて仕方がありません。
また洗い物をするときには、桶に水を張ってからそこですすぎをすると少しでも手が荒れるのを予防出来ます。
入浴介助時は手袋をしてするのは?
入浴介助の時、手袋をしてするのはどうなんだろ?
施設によりけりだと思いますが、
僕の働いている施設では、手袋をして入浴介助をしている人も中にはいます。
特に手荒れが酷くて、皮膚科にも通うほど手が荒れているので、移さないうつらないためにも手袋を着用するのはありです。
ただ、周りがしていないのでしにくい場合は、
手荒れが酷いのでと周りに伝えておきましょう。
そうすることで、今後も手袋をしても問題なく仕事をすることが出来ます。
誰かがすると、他の人もこれから手袋をしやすいね!
手を拭く時は優しく・水気をきちんととる
手を拭く時にゴシゴシとしてしまうと、手の乾燥や刺激になってしまいますので、手荒れの原因になります。
水気をきちんと取らないと、水分と一緒に皮脂も蒸発してしまいますので、水気をきちんととるようにしましょう。
介護士におすすめなハンドクリームとは?

予防方法はわかったけど、
手荒れを治すためにはどんなハンドクリームがいいんだろう?
ハンドクリームは、手によい成分が沢山入っています。
- 尿素入りタイプ
- ビタミン入りタイプ
- 保湿タイプ
- ヘパリン類似物質タイプ
これだけ種類があると、どのハンドクリームが介護士におすすめなのかわからないね。
ここでは症状別におすすめのハンドクリームを紹介していきます。
【肌が固くなっている人】尿素入りタイプ
尿素は硬くなった皮膚を軟らかくする効果があります。手がゴワゴワになっている人にはオススメです。
ただしあまりにも手荒れが酷すぎる場合は、尿素入りのものはオススメできません。
余計に痛くなってしまうこともあるので、要注意です。
【ひび割れ・あかぎれが酷い人】ビタミン入りタイプ
ひび割れ、あかぎれが酷い人にはビタミン入りタイプがオススメです。
ビタミンが入っているものは血行を改善することが期待できます。
なかなか治らない手肌に最適です。
新陳代謝の促進も期待できるため、冷え性の方にもおすすめです。
【手荒れ・しもやけ・乾燥肌がある人】保湿タイプ
軽度の手荒れや乾燥が気になる人におすすめなのが保湿タイプのハンドクリームです。
ワセリンが保湿タイプで有名です。
ヒアルロン酸やセラミドと言った保湿成分が含まれているものは、手の水分・油分を補給してくれるので、非常にオススメです。
【どの手荒れかわからない人は】ヘパリン類似物質タイプ
自分がどの手荒れかわからない人には、ヘパリン類似物質が含まれているものがオススメです。
ヘパリン類似物質は、肌の新陳代謝を促し、弱った肌バリア機能を取り戻すことができ、乾燥によって荒れてしまった肌の修復もできます。
ヘパリン類似物質のハンドクリームは、3つの効果があります。
- 保湿
- 血行促進
- 抗炎症
ワセリンは肌の表面を覆って水分の蒸発を防ぎますが、
ヘパリン類似物質は、肌内側の角質層まで浸透して働きかけるため、保湿効果が持続しやすいといわれています。
ハンドクリームで悩んだら、ヘパリン類似物質が一番いいね。
まとめ
- 手荒れは、皮脂の減少、血流低下、皮膚の乾燥で起こる。
- 介護士の手荒れの原因は、頻回な手洗い、介助時の擦れ等で起こる手の乾燥によるものが多い。
- 介護士の手荒れの防止には、こまめなケア、手袋を使うことで乾燥を防ぐ。
- ハンドクリームに悩んだら、ヘパリン類似物質がおすすめ。
介護の仕事をしていると夏場でも油断していると、手荒れが起こってしまいます。
普段から手荒れを意識して、手洗いの後はきちんと手を拭いて乾燥しないように気を付けていきたいですね。
他にもおすすめの手荒れ予防法があれば、是非教えてください。