コロナの感染症対策っていつまで続くんだろうね。
コロナが5類になってから、そろそろ1年になるね。
これは各介護施設によって対応が違うんだ。
僕の働いているところは職員がまだフェイスシールド着用になってるよ。
新型コロナウィルスが5類になって、そろそろ1年が経とうとしています。
そんな中ふと、こう思いました。
フェイスシールドって、自分を守るためにしているもので飛沫を飛ばす効果はマスクのようにありません。
もちろんフェイスシールドを付けていることで、便の処理の時の臭いを少し防いでくれるけど、正直暑いし、落ちるし邪魔にしかならない。
出来れば外したいが本音です。
そんな中、いつまで介護施設は感染対策をする必要があるのかについて、焦点を合わせて紹介していきます。
介護施設の感染対策時期はいつまで続くのか
介護施設の感染対策はいつまで必要か
これは各介護施設によって対応方法が異なります。
僕の働いている介護老人保健施設(老健)では、このような感じです。
- 職員はフェイスシールドを必ず着用
- 利用者さんも食事席にもアクリル板を設置
- 可能な限り利用者さんのお部屋と食事席は同じにする
- 外出・外泊は禁止
- 面会は1人20分まで
- 家族と利用者さんの面会以外の会話・接触は基本的に禁止
となっています。
ただ、そのお陰もあってかインフルエンザ・コロナが流行っている今の時期(2024年2月現在)は、クラスターが発生しておらず、感染している人も今のところ出ていません。
職員がインフルエンザ・コロナになることはありますが、そこから今のところ利用者さんに感染して、症状が出ている人も出ていません。
老健は介護よりも医療に近い点があるので、その分感染対策にはより警戒している部分もあります。
感染対策の重要性と今後の見通し
2024年2月現在では、インフルエンザもコロナも流行の時期とのことで、僕の働いている老健では、今の感染対策のまましばらく様子を見るとのことです。
ただ、4月頃になれば外出・外泊も検討していくとのころでした。
高齢者が感染症になると、重症化しやすいのはまだ健在なので予断を許しません。
感染症対策の長期化と介護施設の課題
とは言え、一度クラスターになれば各利用者さんは居室に隔離と言うことになります。
クラスターになれば、完全開放まで全員が隔離になるので、正直終わりが見えません。
これはクラスターを経験したことがない人でないとわからない経験です…。
正直僕が利用者さんで、完全隔離ってなるともう正常な精神を保ってられる自信がありません…。
僕のところはコロナのクラスターで、最長20日ほど全員が完全隔離でした。
完全隔離になると、利用者さんに負担を強いるころになります。
- 外部との接触や刺激がなくなるため、認知症が悪化する。
- 元々ない人でも認知症の症状が現れる。
- 寝たきりになってしまいADLが低下する。
- 職員の目が行き届かないので、転倒などの事故が発生する。
- 入浴できないため不衛生な環境になる。
- 感染症にかかった方で亡くなる、重症化して入院する方もいる。
等クラスターが起これば、マイナスなことしか置きません。
また職員もコロナに感染する率が上がるので、一切気が抜けません。
このことを思うと、感染対策を続けていく理由も正直わかります。
感染リスクを減らすための介護施設の取り組み
手洗いや消毒などの基本的対策の重要性
一番利用者さんと接するのは職員です。
一番の理想は、1ケア1手洗いですが、その時間は正直介護施設で働いていればありません…。
僕は、1ケア1手指消毒を代わりにするようにしています。
空気感染や接触感染への対策の考え方
同じ空間いれば感染する空気感染(エアロゾル感染)と手指、目、口から介して感染する接触感染があります。
個人的には、空気感染の方が利用者さんに感染する確率が高いなとクラスターを3度ほど経験して思いました。
特に多床室(4人部屋)であれば、1人が感染していれば他の3人も同じ空間で寝起きしているので、その分感染する可能性がかなり高くなります。
感染が確認されれば、そのうち1人を個室へ移しますが、判明するまでに同じ環境で寝起きしていた利用者さんは感染している可能性がほぼほぼ100%でした。
高齢者や利用者への感染対策の重要性
施設内での接触感染リスクを減らす方
職員が体調不良になれば、きちんと休んで頂くこと。
感染症が発生した時に、迅速に対応できるようにしておくことが対策の予防と徹底しておくべきポイントになります。
各介護施設ごとに必ず感染対策のマニュアルはあります。
クラスターを一度経験しておけば、経験が付きますがこれから介護施設で働く人は必ず一度は目を通しておいて欲しい事案です。
家族や施設スタッフの協力が不可欠な理由
職員はわかるけど、なんで家族さんも協力が必要なの?
施設で出た洗濯物を家族の人が持って帰って洗濯してくれてたり、直近で面会に来て接触があった場合は、その利用者さんが感染する可能性が高いからなんだ。
そのため、連絡をもらっておくとより注意深くみることが出来るし、もし感染していたら少しもで早く対応できるから、クラスターにならなくて済む可能性が高くなるからね。
そのため、施設職員だけでなく家族さんの協力も必要になります。
今ではマスクの着用が任意になっていますが、医療機関や高齢者と接する時にはマスクの着用が推進されています。
面会時にマスク着用をして欲しいんだけど、中にはしてこない人もいます…。
自分が良くても、他の人はどうなってもいいんでしょうか。
感染対策の現場での実施
介護業務の中での徹底すべき感染対策
- 体調不良の職員がいれば、必ず休む
- 発熱がある利用者さんは、状態を観察を怠らない。
- 必要に応じて隔離対応を行う
- 職員の手洗い消毒の徹底
- 適宜換気を行う
感染しても、広げないことを注意する必要があります。
介護施設では、基本的に感染症を持ってくる確率が高いのは職員になります。
そのため、職員の体調不良時にはためらわずに休むことも重要になります。
休みやすい環境を作っておくことも重要だね。
さいごに
コロナウィルスが5類になっても、介護施設の感染対策には終わりはありません。
ただ、コロナウィルスが5類になったことで各介護施設にて徐々に緩和傾向にあるのは事実です。
中には、職員のフェイスシールドを取り払い、利用者さんの外出外泊ができ、コロナ前の生活に戻っている介護施設も中にはあります。
ショートステイと言う形で、短期宿泊も受け入れているので外出外泊も同様と言う考えで動いているみたいです。
そうなると、徐々に依然の生活に戻っていくようになります。
僕たち介護職員は、コロナウィルスに警戒しつつ、徐々に依然の生活に戻るように努力と警戒を今後もしていく必要があります。