こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
前回の➁の続きの僕が介護施設に未経験で入社してから1年目~の話になります。
仕事もだいぶ慣れてきて、夜勤をするようになりました。
その後の介助以外にも委員会と言うものにも入ることになり、仕事量が増加したのを覚えています。
今では、何とか出来ていますが当時はかなり大変だったのを覚えています。
- 介護職1年目~の体験談がわかる
夜勤をする【1年目~】
仕事にも慣れてきて、当初からの目標で合った夜勤をすることになりました。
正直夜勤は今でも慣れません…。
未経験では大変 夜勤であった大変なこと
夜勤は人員が少ないため、不足な事態が起こった時にその対応や判断力が必要になります。
- 帰宅願望に伴う不穏
- 急変に伴う看護師との連携
- 夜勤中の利用者全員のオムツ交換
帰宅願望に伴う不穏
特にこれは介護未経験では一番大変だったのを覚えています。
- 急に大声で叫ぶ
- 理由もなく怒る
- 暴力・暴言
- 何度同じことを話しても、1分後にはまた同じ内容の繰り返し
- 徘徊
- ベットからの起き上がり
- 夜中で帰ると言い出す 等
上げればきりがありませんが、このようなことは急に起こります。
もちろん既に何度も夜勤を経験している人からすると、「いつものあれか」くらいで終わるのですが、全く介護未経験夜勤も初めてであれば、毎回驚きの連続です。
介護の仕事は人対人の仕事なので、人によってその対応方法を変えていく必要があります。
ある人であれば、家族さんの名前を出したり、家族さんから泊りってお願いされてますよ。明日の朝帰りましょうか。
と言えば、落ち着く人もいれば、全く別の会話にそらすことで、いつの間にか前に話していたことを忘れている人も中にはいます。
人それぞれ対応方法が違うので、日勤帯の経験をそのまま夜勤に繋げて仕事をしていけば、意外と対応が楽だったりすることがあります。
特に新人は、その場その場で経験が切れていることがあるから、少しづつ経験を一つに繋げていくことが重要になるよ。
急変に伴う看護師との連携
急に状態が悪くなり、救急搬送や処置が必要なことがあります。
僕が働いているところは、介護老人保健施設(老健)なので、常に看護師が在中しています。
そのため、急変時の対応は看護師が行います。
じゃあ看護師に任せて置いたらいいんじゃないの?
利用者さんのためにもそういう訳にもいきません。
特に夜勤は人員も限られるため、医療行為以外の手伝いは必ず必要になります。
- 搬送先がわかるのであれば、電話番号を調べておく。
- 利用者さんの家族さんの連絡先を調べておく。
- すぐに記録が出来るように、記録用紙を開けておく。
- 入院する場合は、利用者さんの情報が必要なので用意しておく。
- 体温計、血圧計、パルスオキシメーターを必要であれば用意しておく。前もって図っておく。
- 利用者さんの着替えを一式用意しておく 等
看護師がするであろうことや、救急搬送するなら何が必要か前もって予想しておき準備しておくのがいいです。
僕もそんなに緊急時の対応をしたことはありませんが、前もって何が必要かってのを意識しておけば、必要なものは答えが出てきます。
介護老人夜勤中の利用者全員のオムツ交換
夜勤は時間が長く、長い人であれば、18時~9時までオムツ交換をしない人も中にはいます。
そうなると、オムツが被れて皮膚の疾患になってしまうこともあります。
そのために、4時前後からオムツをしている利用者さん全員のオムツ交換を行います。
もちろんその間にも、センサーを設置している人はなったり、ナースコールがなったりもします。
そのため、オムツ交換に集中している訳にもいかず、常に耳もそば立てておく必要があります。
オムツ交換中に、センサーがなったら、全く寝たきりで動かない人であれば、一旦オムツを閉じて、布団をかけてその場を離れることもあります。
当時は30名ほどオムツ交換をする必要があり、結構大変だったのを覚えています。
でも今では、パッドの吸収量が多いものを購入したので、多くても10名程とかなり楽になりました。
介護の仕事以外の業務的なことも仕事していく
委員会に入る
委員会って何?
係みたいなものだよ。介護職の仕事は、身体介助以外にも各委員会が仕事で付いてくるんだ。
委員会はどの介護職でも必ずあると言っても過言ではありません。
僕は1年目が終わったあたりから各委員会に入っていくことになりました。
僕が入っていたのはこんな委員会です。
- 行事委員会
- 業務委員会
- 排泄委員会
- ケアプラン委員会
場所によれば、係って言い方をするかもしれません。
僕は入っていませんでしたが、こんな委員会もありました。
- 事故委員会…事故・インシデントが起こった時にその対策を考える委員会
- 防火委員会…火事・台風・地震等の災害が起こった際の対策や防火訓練を考える委員会
- 身だしなみ委員会…職員の身だしなみや、仕事態度、接遇に関して考えたり注意する委員会
- 摂食委員会…利用者さんの食事やメニューに対して意見や考えたりする委員会
僕の働いている施設は、フロアが3階まで合って各フロアに委員会が1人づついます。
その委員会メンバー同士が月に一回集まって会議をして、その議事録を提出するのも仕事になります。
行事委員会~レクリエーションの企画をする~
毎月1回レクリエーションをするのですが、その企画運営をします。
これが結構めんどくさいんですよね。
- 休みの日にレクリエーション用品の買い出しに行かないといけない。
- 当日ないしは、前日にその用意をする。出来なければ、残業をしてする。(サービス残業)
- 準備のために休日に出勤することもある。
- そもそもレクリエーションの経験がない人間にはハードルが高い。(利用者さんの注目を集める。緊張する。何をしたらいいのかわからない。)
特に休みの日に買い出しに行かないといけないのが、一番めんどくさかったです。
一番は業務中に買い出しに行ければいいんですが、人員不足の昨今、そんなことが出来る訳もなく…。
どの介護施設のレクリエーション委員会も同じような感じです。
特に1年目はレクリエーションをさせられることが多いです。
僕もレクリエーションが苦手でしたが、徐々に出来るようになりました。
他の記事でレクリエーションが少しでも出来るようになる方法を紹介してるので、是非参考に。
業務委員会~業務の削減・改善をする~
今している業務内容の削減・改善をするのが、業務委員会です。
僕が入社して1年ちょっとしてから、コロナ禍にもなり、人員が削減されて業務の見直しをすることになりました。
そのため、業務の効率化や削減をしたり、アルバイトの人が働いてくれる日もあるので、その日は何をするか等を考えたりと、それが業務委員会の仕事でした。
業務の削減は難しいですが、新しく入社した人が少しでも利用者さんの名前を覚えやすくするために、車いすに名札を付けたり、衣類のまとめ方を表にまとめたり、と少しでも誰でも出来るように尽力してきました。
排泄委員会~オムツの発注をする~
オムツの発注が主な仕事でした。
毎週決まった曜日にオムツの発注をします。
これも僕が働いているところは、介護老人保健施設(老健)で、利用者さんが在宅復帰(家に帰る)するので、利用者さんの人数に変動があるので、発注はなかなか難しかったです。
また引継ぎを受けた当初は、発注時毎回毎回利用者さんが何色のオムツを使っているのかを毎回数えていました。
もちろん誰がどのオムツを使っているのか取りまとめている表があるのですが、それを見ながら毎回毎回一から数えるのは正直めんどくさかったです。
その表がPCになるので、オムツの数を自動的に数えることが出来る表をPCで作りました。
そのおかげもあり、在庫の数を数えて、そこに入力するだけで何を発注したらいいのかがわかるようにしておけました。
それでも時々、発注が多くなりますが足りないよりはマシです。
オムツも必ず使うものなので、いづれなくなります。
ケアプラン委員会~ケアプランの修正をする~
ケアプランってケアマネージャーが作るところもあるんですが、うちは職員で作ります。
なんのためのケアマネージャーなんでしょうか…。
と思いながら、この仕事をいつもしました笑
ちなみにケアプラン委員会は、週に1回ケアプランを数人見直すカンファレンスがあるので、そこでみんなを取りまとめたり、誤っているところや変更するところに修正をかけるのがこの委員会の仕事です。
僕は事務員をしていたので、PCが得意だったのでこの委員会に選ばれた用でした。
1年目からの成長・職場の変化
意見を言う
仕事にも徐々に慣れてきたので、自分の意見を言うようになってきました。
社会人経験もあったので、そこを活用しながら少しでも利用者さんにとって、職員にとって良い方をと思って少しづつ発信していくようにしました。
人員削減に伴う仕事量の増加
コロナ禍もあり、何故か急に5人もの人員が削減されてしまったので、仕事量が増加することに加えて、その分夜勤の回数も一人当たり4回→8回へと変わっていきました。
いまままで夜勤をしていなかった、主任でさえも夜勤をせざるを得ない状況になってしまいました。
ピンチはチャンスとも言うので、職員同士の仲は良くなったかもしれませんが、正直かなり身体的にしんどかったのを覚えています。
業務優先を改めるようになった
1年目までは仕事を覚えるのに必死で、
仕事仕事仕事…。
業務業務業務。業務優先効率優先。
って感じでした。
ですが、ある日に介助をしてると急にこう思いました。
利用者さんにも家族がおって、僕はその介護を任されてるんだ。
僕らにとっては、利用者さんやけど、家族さんからしたら身内、お母さん、お父さんなんだ。
と思うと、業務優先は改めないといけないと思うようになりました。
利用者さんがいて、それで仕事が成り立っていることを気づいていなかったんですね。
それからは業務優先ではなく、利用者さんのことを優先で、声をかけられれば必ず話をゆっくり聞き、出来ないところは他の職員と協力して、仕事をすることで気持ちにも余裕が出来るようになりました。
おわりに
介護施設に未経験で入社してから、1年目~は色んな仕事が増えました。
その分いい経験が出来ましたし、そのおかげで今の自分があり、仕事も今のところ問題なくそつなくこなせています。
中にはめんどくさい仕事もありますが、それも1年目は何でも経験です。
経験したからこそ後輩に仕事を教えることが出来るようになりました。
僕の職場は人間関係も比較的良好なので、そこが介護未経験で入ってかなりいい点でした。
転職を失敗しない方法は別記事で紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。