介護の仕事に向いている性格って何だろう?
優しい人?
優しいことも大事だけど、優しさだけではやっていけないこともあるよ。
時には、優しさを封じて、見守りに徹することも大事。
こんにちは。未経験介護士のcandy(@candy08989116)です。
介護の仕事に向いている性格と言われれば、一番に思いつくのは「優しさ」ではないでしょうか。
ですが、何でもしてしまうと、利用者さんのためになりません。
介護と言えば、未経験の人からすると何でもしてしまうイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。
ここでは、そんな介護の仕事に向いている性格・特徴を11個紹介しています。
あわせて、介護施設ごとに合った性格も紹介しています。
- 介護の仕事に向いている人の性格・特徴がわかる。
- 施設別に向いてる性格・特徴がわかる。
- 介護の仕事に向いていない人の性格・特徴がわかる。
介護の仕事に向いている人の性格・特徴
人と関わるのが好きな人
人と関わるのが好きな人は介護の仕事に向いています。
介護の仕事は基本的に人と接する仕事です。
一人で黙々と向き合う仕事でないため、
「人と関わるのが好き」と言う人に向いている仕事と言えます。
相手への気配りができる人 人の気持ちを考えることができる
相手の気持ちを汲み取れる人、気配り出来る人は介護の仕事に向いています。
介護の仕事では、なかなかコミュニケーションを取ることが出来ない利用者さんも中にはいます。
それは身体的にでもあり、性格的、精神的にも。
そのため、相手の気持ちを汲み取ったり、相手の気持ちを考えることが出来る人は介護の仕事をするのに向いています。
相手の立場にたって、色んなことを想像できる人がいいね。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人は介護の仕事に向いています。
介護の仕事において、コミュニケーションは絶対不可欠です。
利用者さんの中には、職員と会話することを楽しみにしている方も中にはいらっしゃいます。
一言でコミュニケーション能力と言っても、話すだけがコミュニケーションではありません。
既に紹介した、相手への気配りができる 人の気持ちを考えることができることもコミュニケーション能力が高い人です。
会話するのが苦手な人でも、コミュニケーション能力が高い人と言えます。
ただ会話するだけがコミュニケーションじゃないんだね。
相手の表情を読み取るのも、コミュニケーション能力です。
高齢者に丁寧な対応ができる人
高齢者に丁寧な対応ができる人は介護の仕事に向いています。
高齢者の方に対して、丁寧な言葉遣いや態度で対応することが求められます。
特に有料老人ホームでは、ホテルのような対応を求められることもあります。
ただ仕事で丁寧な対応のマニュアルがあるはずなので、そんなに気構えなくても大丈夫です。
明るくて元気な人
明るくて元気な人は介護の仕事に向いています。
介護は人と接する仕事なので、無愛想な人よりも明るく元気な人の方が印象もよくなります。
利用者さんも明るく元気な方が元気がもらえて、活気が出ます。
いつも元気よく仕事をしていると、職員間でもいい雰囲気が出てくるので、明るく元気で仕事をする人は介護の仕事をするのに向いています。
未経験で緊張や、人見知りもあるでしょうけど、
とにかく元気に挨拶することから始めましょう!!
体力があって健康な人
体力があって健康な人は、介護現場で活躍できるでしょう。
介護施設で働けば、夜勤もあり就業時間も不規則になります。
そのため、体力があって、健康な人は介護の仕事に向いています。
また、利用者さんは免疫力が低い方が多いため、ただの風邪でも重症化してしまう可能性もあります。
そのため、自分が健康であることも介護の仕事では大切なことになります。
介護の知識やスキルを勉強することに興味がある人
介護の知識やスキルを勉強することに興味がある人は、介護の仕事に向いています。
介護の仕事は未経験・無資格でも始めることが出来ます。
ただ、資格を取得しておいた方が、資格手当が付く、キャリアアップを目指せる、転職の幅が広がる等 今後のために取得しておきたいです。
また介護の知識は新しくなることも多いので、常に勉強し続けていく向上心がある人は介護の仕事をするのに向いています。
介護の仕事だけでなく、仕事全般に言えることです。
責任感がある人
責任感がある人は介護の仕事をするのに向いています。
介護の仕事は利用者さんの命を預かっている仕事と言えます。
そのため、責任感を持って働く必要があります。
1つのミスが、命にかかわる事故に繋がる可能性もあります。
ただ、1人で抱え込まず、誰かと相談しチームでわかちあい連携を取っていくことも重要です。
入社してすぐには、そんな場面はわからないかもしれませんが、
実際に誤嚥で亡くなられる方もいます。
食事介助は特に注意が必要です。
オンオフの切り替えが上手な人 メンタルが強い人
オンオフの切り替えが上手な人、メンタルが強い人は介護の仕事に向いています。
介護の仕事は、肉体的にだけでなく、精神的にもきついことがあります。
中には利用者さんから理不尽なことを言われたり、重篤な怪我に繋がる事故、看取りをすることも時にはあります。
そのため、精神的なダメージが大きいことがあります。
特に責任感が強い人ほど、抱え込んでしまいます。
そのため、仕事は仕事。休みは休みと気持ちを切り替えるのが上手な人、メンタルが強い人が介護の仕事をするのに向いています。
利用者さんだけでなく、時には自分をいたわる気持ちを忘れず、気持ちを切り替えて休むことも大切です。
休みの日には、きちんとオンオフの切り替えをしてリフレッシュしたいですね。
オフで切り替えて、また元気な姿で仕事をしましょう!
夜勤や土日祝に仕事することに抵抗がない人
日勤・夜勤の変則的な勤務や、平日の休みで問題ない人は介護の仕事に向いています。
介護施設では、夜勤や土日祝日の勤務があります。
夜勤や土日に働くことで、手当が付き収入UPも見込めます。
また夜勤は人と接する機会が昼間の時間比べて、格段に少ないので落ち着いて仕事が出来る点もあります。
職員、利用者さんともに接することが少ない夜勤の方が気が楽に仕事が出来るって人も中にはいます。
性格が前向き
素直で前向きな人は介護の仕事をするのに向いています。
素直で前向きに働くことは、どの職種にも共通して大事なことです。
介護の現場では特に、人対人の仕事なので、前向きに素直に元気よく働けることが重要です。
年齢を老いていくと自分の思う通りに体が動かせなくなる高齢者の利用者さんは、自分にもどかしい気持ちで落ち込んでいることもあります。
その時に前向きに元気な言葉をかけると、利用者さんも前向きに喜んでくれます。
誰かに元気を分けて挙げれるような、元気の出る言葉かけが出来るようになるのも介護士として、身に着けておきたいスキルです。
明るき元気に働くと、職員ともいい関係を築けるので、素直に元気よく働く気持ちは常に持っておきたいです。
元気な人がいるとやっぱり元気を分けてもらえます!!
介護施設別の職員の適性
介護老人福祉施設(特養)
介護老人福祉施設は、「特養(特別養護老人ホーム)」と呼ばれる介護施設です。
入居条件が要介護3以上であり、手厚い介護が必要な方が多く入居しています。
入浴介助・食事介助・排泄介助といった、身体介助が多くあり、そのため介護に対する知識を深めたい人や責任感のある人が向いています。
また看取りをすることもあるので、人の死に対して抵抗なく仕事と割り切って接することが出来る人、最後まで手厚い介護をしたい人に向いています。
介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は「老健」とも呼ばれる介護施設です。
老健は在宅復帰を目指す施設で、医師、看護師、リハビリ、栄養士などと連携して介護を行います。
また基本的に入所期間は、3~6カ月程で利用者さんの入れ替わりが激しい点があります。
そのため、環境の変化に対応できる人、人見知りをしない人、在宅復帰をすることにやりがいを感じる人等が働くのに向いています。
老健では、医師、看護師が常に常駐しているので医療的なケアを見ることができるのが、他の施設と違う点です。
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症対応型共同生活介護は(グループホーム)と呼ばれる介護施設です。
その名の通り、認知症がある高齢者の方の介護を行いながら日常生活を送り、認知症の進行を遅らせる目的を持っています。
基本的には、利用者さんは出来ることを行ってもらい、職員がサポートを行います。
そのため、根気よく見守ったり、穏やかに生活が出来るようにサポートすることが出来る人、少人数とじっくり関係を築きたい人が向いています。
グループホームは5~9人の少人数で、家庭的な雰囲気で、利用者さんと一緒に食事の支度や洗濯、掃除と言った日常的な生活をおくります。
訪問介護事業所(訪問介護)
訪問介護事業所は、名の通り利用者さんの自宅へ訪問して介護を行います。(訪問介護)
利用者さんの自宅を訪問して、食事介助・入浴介助・排泄介助など身体介護サービスや、掃除・洗濯・食事準備といった生活援助サービスを行います。
また基本的には、1人で訪問して介護を行うので、責任感の強い人や、一人ひとりとじっくり関係を築きたい人に向いています。
訪問介護は時間制限もあるので、決まった時間内に業務を遂行する判断も必要になります。
シフトは融通がききやすく、短時間勤務が可能な場合が多いので、掛け持ちで働く方も中にはいます。
デイサービス
デイサービスは、普段の日常生活を可能な限り居宅で送りながら、生活機能の維持や機能訓練などを目的に、日帰り通所する施設です。
デイサービスでは、入浴介助や食事介助も行われますが、レクリエーションに力を入れている施設が多いです。
毎日レクリエーションが行わるので、人を楽しませることが好きな人や、レクリエーションのイベント企画や実行が得意な人に向いています。
基本的に夜勤がないことから、体力に自信がない人に向いています。
有料老人ホーム
有料老人ホームとは、主に民間企業が運営し、利用者さんの日常生活の掃除、洗濯、食事の生活援助や、必要に応じて身体介護を提供する施設です。
有料老人ホームと一言で言っても、種類がいくつかに分かれており、中には介護が必要になれば退去する必要がある施設も中にはあります。
また運営する企業によって、リハビリ、医療に力を入れている施設もあれば、ホテルのような接遇が求められることもあります。
そのため、接遇マナーを学びたい方や、利用者さんと円滑なコミュニケーションを取りたい方に向いています。
介護の仕事に向いていない人の性格・特徴
潔癖症すぎる人
介護の仕事は、生活全般を支援する仕事です。
そのため、排泄物を見たり、触れたり、オムツ交換、歯磨きを行ったりもします。
潔癖症すぎて、排泄物に抵抗感じたり、他人に潔癖症を押しつける人は介護の仕事をするのに向いていません。
仕事に対してマイペースで取り組みたい人・自分中心で考えてしまう人
介護の仕事は人対人の仕事です。
周りの職員と協力しながら、利用者さんのペースに合わせて仕事をする必要があります。
自分のペースで仕事が出来ないと、イライラする人やマイペースに仕事がしたい人は介護の仕事に向いていません。
体力に不安のある人
介護の仕事では体力が重要になります。
体力に不安がある人は介護仕事にむいていないかもしれません。
ただ、体力は後からでも付いてくるもので、次第に仕事に慣れてくることで体力が付いたり、身体介護が少ない介護施設で働くことも可能です。
またボディメカニクス等、正しい体の使い方を学べば疲労対策にもなります。
せっかち・怒りやすい人・思いやりがない人
せっかち・怒りやすい人・思いやりがない人は介護の仕事をするのに向いていません。
高齢の利用者さんはどんどんと出来ないことが増えていきます。
それに対して、急かしたり、怒ったり、する人は介護の仕事をするのに向いていません。
ひとりひとりを理解して、穏やかに仕事をすることが大切です。
逆の立場であれば、同じようなことをしてうれしいか?を考えて介護を出来る人が仕事をするのに向いています。
向いている人でなければ介護職になれない?
介護の仕事に向いていなくても働くことは出来ます。
あくまで、既に紹介した向いていない人は特徴で、当てはまっているからと言って仕事ができないわけではありません。
仕事をする上では仕事に対する熱量が重要です。
今は出来ないこと。向いていないことでも、後で出来るようになったり、自分を変えることは出来ます。
短所は長所でもあります。
僕は介護の仕事を続けていますが、入社した当初は自分が介護の仕事に向いていると思ったことはありませんでした。
働いてから気づくことがありますし、
中には働いてから、自分が思っている介護と違ったからやめて違う介護施設で働く人も中にはいました。
実際に経験や見てみないとわからないことが多いです。
そのため、向いていないからと介護の仕事を諦めるのはもったいないです。
未経験から介護の仕事に転職するには?
未経験から介護の仕事に転職するのであれば、
転職エージェントを使用しながら、仕事を探すのが一番です。
未経験だと、
- どの介護施設がいいのか
- 介護施設の種類がわからない。
転職に失敗する可能性があります。
そのため、まずは介護に対する情報取集が重要です。
自分で収集することはもちろんですが、転職エージェントであれば介護業界に精通しているので、介護に関することを詳しく聞くことが出来ます。
- 1人で転職活動せず、サポートしてもらえる
- ブラックな求人が少ない傾向
- 働きながら転職活動する人向いている
- 未経験で仕事を探す人にも向いている
詳しくは、リンク先に書いています。
介護の仕事に転職するなら資格取得がおすすめ
介護への転職は資格があると有利になります。
未経験無資格でも取れる資格があるので、時間がある人は転職活動しつつ、資格取得も目指してみるのがオススメです。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護職の入り口の資格です。
資格を取得すれば、訪問介護で身体介護が行えるようになり、収入upが見込めます。
介護施設でも資格手当が付くところもあるので、取って損がない資格です。
受験資格はなく、未経験・無資格の人に取得して欲しい資格です。
介護福祉士実務者研修
実務者研修は、介護職員初任者研修の上位に位置している資格です。
基本的な介護の知識に加えて、喀痰吸引、経管栄養などの医療的ケアについて学ぶ事が出来るのが特徴です。
介護福祉士の資格を取得するために、必須の資格になりますので、
介護福祉士になりたい人は必ず資格取得を目指したいです。
介護福祉士
介護福祉士は、介護業界唯一の国家資格です。
介護のプロとして、利用者さんに適切な介護の提供や家族さんへの説明や相談、介護職員への指導、キャリアアップ等介護士として、持っておきたい資格になります。
未経験・無資格の方は、実務者研修+3年以上かつ540日以上の勤務経験で受験資格を得ることが出来ます。
介護経験と、試験対策をきちんとしていれば取れる資格となっています。
まとめ
- 介護の仕事は、人に関わる仕事なので、明るく元気で人と接すること出来る人。責任感があり向上心がある人が向いている。
- 施設により特色があるので、自分にあった施設を選んでいく必要がある。
- 介護の仕事をするのに向いていない性格でも、やっていくと向いている性格がわかってくる。
- 介護未経験無資格で転職するには、介護エージェントを活用した方がいい。
- 介護の仕事をするには、資格を取っておいた方がいい。
介護の仕事に向いている性格・特徴を11個紹介しました。
やってみないと、向いているかわからないこともあります。
もし介護の資格があるのであれば、介護施設で単発アルバイトで経験することも可能です。
資格がない方は、一度施設見学に行き自分の目で見て判断してみるのはいかがでしょうか。
関わるのは、利用者さんだけでなく、職員、家族とも密接に関わります。